俺のいまの職場の仕事は、
大半がドキュメント作成に追われる。
要件定義書とか手順書とか設計書とか色々作って
お客さんに会って折衝する。
実際に機械に触ってる時間はほんの少しだ。
以前いた職場では滅多に体験できない、大規模なシステムならではの仕事。
けど、周り見てると、実機での技術の無さに気づいてきた。
1週間のうちに実際に機械操作を1回するかしないかという人は、
某H氏みたいに1週間に7日近く機械操作してる人にはかなう訳がないと思うんだ。
たとえばおととい、モニターの電源ボタン押しても
オレンジ色のまんま変わらねーよ。って時、
その場で電源アダプタ引っ込抜いて差し直すと大抵直る。
理由は「たぶん電源が悪いから」だが、
場数を踏んで経験していないと全く対応できない。
経験がない人は、
それはパソコン側に問題があるのか?モニター側に問題があるのか。と考え出す。
その切り分けだけで10分かかる。
モニター側に問題があるとわかると、
今度はモニターのどこが悪いのか、基盤に問題があるのか、電源に問題があるのか。
なーんて事をユーザのクライアント端末でやってる東大卒で京大院卒の同僚がいた。
机上の知識だけじゃ対応仕切れない事がたくさんあるんだよ。
相手にしてるシステムによって対応を変えないといけないのはわかるけど、
今日仕事中に緊急で障害が上がって俺の対応を初めて見た人(40歳)に、
こんなに早い切り分けは初めて見た。とか言われてご満悦だったんだけど、
そんなこと言ったら俺の遥か上をいくH氏の対応を見たら涙流すんじゃないかと思うんだ。
誰かにあのすごさを伝えたいけど全く伝わらないんだよ。
業界以外の人から見たらオタクで片付くから。残念だよね。
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